福聚苑の特徴
目的別利用者割合
1.トイレ自立リハビリ
再び一人でトイレいにける、おむつを外せるというのは本人にとっても介護者にとっても大変、嬉しいことです。
福聚苑ではチームでこの「トイレ自立リハビリ」に取り組んでいます。それぞれの専門的なアプローチで結果につなげていきます。
介護からのアプローチ
- 定期的な時間にトイレに行くよう介助します。それによって排泄リズムを取り戻します。
- 個々の排泄状態に応じて、オムツ、リハビリパンツ、パットは5種類を選定し、自力排泄につなげます。
- 利用者様の身体機能、精神状態、疾患、モチベーションなどもチェックし、多職種で共有、取組を行っていきます。
看護からのアプローチ
- 下剤の種類や量を医師と相談しながら、頻回に調整します。
- 下剤が多すぎるとトイレへの自立が難しくなります。
- 飲水量のチェックも欠かしません。季節ごとにも調整をし、利用者様それぞれに適切な水分量を調整していきます。
リハビリからのアプローチ
- 排泄に必要な下肢の運動や腹式呼吸のリハビリをします。
- また、自力で立位ができるようになったらすぐに、トイレでの排泄を促していきます。
- トイレに行くこと自体が大切なリハビリと考えています。
管理栄養士からのアプローチ
- それぞれに合わせて食物繊維の量をコントロールします。
- また、利用者様の好き嫌いも考慮し、トロミやゼリーなどを利用して無理なく水分摂取ができるようにします。
2.循環型リハビリでリハビリを途切れさせない
福聚会では病院でのリハビリ、老健でのリハビリ、訪問リハビリなど利用者様の状態に合わせてリハビリを行えるようにしています。リハビリを止めたら歩けなくなった、などということがないように、途切れずリハビリをすることをお勧めしています。
事業別対象者例
|
対象になる利用者様 | 介護認定 |
入院リハビリ |
廃用症候群、脳梗塞後遺症、心不全、肺炎、癌リハビリなど | 不要 |
外来リハビリ |
肩関節周囲炎、腰部脊柱管狭窄症、変形性膝関節症、脳梗塞後遺症など | 不要 |
通所リハビリ |
認知症、廃用症候群、入浴、食事サービスを必要とする方など | 必要 |
あるけーる |
転倒を頻繁に繰り返す方、筋力低下、歩行能力の低下がみられる方 | 必要 |
入所リハ |
歩行、立位保持、起き上がり、寝返りなどの基本動作能力が低下し、自宅での生活が困難な方、重度の介護を要する方など | 必要 |
訪問リハ |
基本動作能力低下や食事動作、入浴動作など日常生活動作能力低下がみられますが、自宅での生活を継続したい方、生活環境整備で悩んでいる方など |
必要 |
3「多様なレクリエーションリハビリ」で季節を感じる生活を
福聚苑ではレクリエーションをたくさん行っています。レクリエーションは季節を感じ、生活に刺激を与えるだけでなく、とても大切なリハビリになります。
例えば
輪投げ
筋力、バランス、協調性、関節可動域の身体機能面の維持改善や、輪投げのゲーム性から得られる満足感や他者との共感なども期待できます。
ワニパックン
反射神経、筋力、バランス、関節可動域の身体機能面の維持改善、介護者との協業によるコミュニケーション。
ボーリング
腕の力を活用しつつ、筋力、バランス、関節可動域の身体機能面の維持改善。ボーリング場での経験がある方にとっては懐かしいゲームに触れることのできる回想法の効果もあると言えるでしょう。